11月
20
2012

Kindle Paperwhite来たよ

 予約開始日の初日に予約していたKindle Paperwhite 3Gが、無事に届きました。開封の儀は大手ニュース/レビューサイト各所で載るだろうから、自分なりのファーストインプレッションのみ書きます。

 持った感じは、まあこんなものかと。他のペーパーディスプレイ(電子インク)の端末と比べると重いと言う意見もある様ですが、まあiPad miniよりは軽いですから*1
 まず、アカウントの登録ですが、Amazon通販で購入したので、購入時のアカウントで登録済みの状態で届きます。シャープのGALAPAGOSもそうでしたが、あちらはネットワーク接続後に購入時に作成する専用のIDとパスワードで端末の登録(アクティベーション)が必要でしたが、こちらはそれも不要。居住国を選択し、Wi-Fiネットワークの設定だけ行えば*2、すぐにでも使えます。なお、Wi-Fi設定も通常はリストアップされるSSID一覧の中から親機を選んで、パスワードを入力するかWPSで接続するだけでいいので、難しくはありません。

SSIDを選択した後の画面。WPSボタンがある。


 そんなわけで、開封してからものの数分で起動完了(実際には、起動後自動的にガイドツアーが始まったので、さらに数分かかってますが)。最初に端末に入っているのは*3「ようこそ!」と「Kindleユーザーズガイド」、さらに辞書が3冊(大辞泉、プログレッシブ英和中辞典、New Oxford American Dictionary)でした。これは、選択した言語(居住国)によって異なる様です。
 すでに他のKindle端末や、他プラットフォームのKindleアプリを使っている人ならご存じの通り、Kindleはアカウントに紐付けされた「クラウド」と呼ぶネットワーク上のストレージに、購入した書籍を格納しておいて、各端末に適宜ダウンロードして読む*4という利用形態なので、クラウドに書籍があれば、ワンタッチで端末に持ってこられます。
 最近の端末だけあって、ペーパーディスプレイでありながら、割と小気味好く操作できます*5。書き換え時のリフレッシュを数回に1回に抑えているのもあると思いますが、それ以上にハードウエアスペックが影響している感じもします。もちろん、液晶ディスプレイの端末には画面書換のレスポンスは適いませんけど。それでも、フロントライトと相まって、現状では手元のペーパーディスプレイ搭載の電子書籍端末では、トップの読みやすさです。あ、フロントライトですが、噂の通り、画面下部にムラがでます。周りが明るかったり、ライトの照度を少し下げれば気にならない程度ではありますが、神経質な人は、購入は実物を確認してからの方が良いかもしれません。

 コンテンツの品揃えについては、まあ、他の端末と大差ないというか、これはAmazonのブランドに期待するしか無いですね。先ほどの通り、比較的操作レスポンスがよい上、長年のノウハウが蓄積されたAmazonのシステムを使うわけなので、端末上で買うのもそれほど苦ではありません。ただ、検索機能は少し貧弱な感じがします。
 コンテンツの品揃えが他と大差ないということで、データビュアーとしての使い勝手ですが、それほど悪くはありません。パソコンとUSB接続することで、ドキュメント格納用のフォルダーがマウントされるので、そこにコピーするだけです。PDFやテキストファイルは何の変換も無しにそのまま入れられます。
 母艦無しでも、Kindle端末ごとに用意されるメールアドレス宛てにファイルを送信することで、クラウド経由でダウンロードさせることが可能です。メールアドレスはKindleの設定画面で確認できます。また、Web上のKindleのアカウントサービスで確認や任意のメールアドレス(ドメインは固定)に変える事ができます。なお、Amazonアカウントに登録されているメールアドレス以外からファイルを送信しても無視されます。他のアドレスから送りたい場合は、やはりアカウントサービスでメールアドレスを追加できます。
 EPUBはKindleのネイティブフォーマットであるmobiに変換する必要があります。変換には、ここにある純正ツール「Kindle Previewer」を用います。Windows用とMac OS X用が用意されています。起動すると、ウインドウの下の方(たぶん、要スクロール)に言語設定があるので、それで日本語にすると、ちょっと怪しいですが日本語表示になります。あとは、EPUBファイルをそのウインドウにドラッグ&ドロップすれば、元ファイルと同じフォルダーにフォルダーを作成して、その中にmobiファイルを作ってくれます。できたファイルを端末のドキュメントフォルダーにコピーすればOKです。
 ただし、注意点があります。最初、手持ちのEPUBファイルでうまく変換できるものと、エラーが出てしまうものがあったので、ちょっと困りました。エラーの内容が「ファイルが見つからない」という様なものだったので、もしやと思い、(Kobo touchの時も引っかかったのですが、)EPUBファイルのファイル名を、英数字のみにしてみました。これで無事変換できました。英数字以外では、記号もアンダーバーは大丈夫でしたが、ハイフンはダメでしたので、英数字以外は使わない方が良さそうですね。ファイル名を変えても、Kindle上ではファイル内のタイトル文字列が表示されるので安心してください。

 取り急ぎのファーストインプレッションでした。初日の夕方に申し込んだので、販売開始初日に届くか心配だったのですが、無事に届きました。でも、そのおかげでカバーを購入するのが遅れてしまい、まだ届いていません :glurps_tb:。出先で使うのはカバーが届いてからですね。

Kindle Paperwhite 3G

Kindle Paperwhite

--- --- 脚注 --- -- -- -- -- -- -- - - - - - - - - -
  1. ちなみに、iPad miniもiPad 4thも購入しました。iPad 3rdはベッドサイドに固定して動画ビュアーになってます :jittery_tb: []
  2. 3G版なら、この設定もとりあえずスキップ可能 []
  3. 端末に入っているのでは無くて、自動的にダウンロードされるのかもしれない。あるいは、全ての居住国向けのが入っていて、選択したもの以外が消されるようになっているのか []
  4. 特に指定しない限り購入に使用した端末には自動的にダウンロードされる []
  5. 比較対象はKobo touchやSony Readerの型落ちモデルですが :biggrin_wp: []
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