2月
11
2009

ATOK 2009 for Windowsを入れてみた

ATOK2009 for WIndows

ATOK 2009 for Windows


type PにATOKを入れてみました。といっても、もとからATOKはtype Pに付いてくるのですが、購入時は未インストール状態です。さらに、ソニースタイルのカスタマイズ候補にあるのはATOK 2008のみ*1なので、ATOK 2009 for Windowsが出る2月9日を待って、製品版をインストールしました。製品版と言っても、現在、Windowsのメインマシンで使っている2008からのアップグレードパッケージですが*2

もともと私はATOKフリークで、Windowsマシンは言うに及ばず、MacやWindowsMobile機でも、日本語入力環境としてATOKが選べる場合は、迷わずATOKを使用します*3)。長年使っているので、辞書のプライベートな内容がかなり鍛えられているし、ATOK専用の電子辞典も数多く所有しているというのもありますが。結果としてWindows版だけでもライセンスは複数所有しているのですが、ATOKは、使用者が1人で、なおかつ同時に使用しないという条件を守れば、1つのライセンスで2台のパソコンにインストールすることは使用許諾の範囲内です。

さて、アップグレードパッケージでもクリーンインストールが可能なので、インストール自体は問題なく終了。OS再起動後も問題なく動作しています。やはり、標準のIMEよりもいいですね。まだ、メインマシンから辞書を持ってきていないので、完全に自分にあった状態ではないのですが、それでも長文を入力したときの効率が違いますね。
ただ、ATOKのせいかどうかはわからないのですが、インストールした辺りから、別のソフトでちょっとした問題が発生しました。

type Pには、ネット用のセキュリティソフトとして、マカフィーのPCセキュリティセンターの90日限定版が無料でついてくるのですが、普段マカフィーを使っていないし、けっこう速度に影響を与えるという話も聞くので、早々に削除して、XPマシンと同様にウィルス対策にavast!(Home Edition)、ファイアーウォールとしてPC Tools Firewall Plusを入れています*4。速度への影響はマカフィーと比べてどうかはわかりませんが、実用上不具合は感じないのでそのまま使っています。で、PC Toolsは、ファイアーウォールにひっかかる様な処理を検出すると、ウインドウを表示してユーザーに処理を許可するか尋ねてくるのですが、そのウインドウ上の文字が表示されなくなりました。

どのプログラムがどの様なことをしようとしているのかがわからないので、許可してよいのかの判断もできない状態に。一度UAC*5にひっかかる様な操作をして、全画面の再描画処理を発生させると表示されることがわかったので、ウインドウのアップデートイベント周りがおかしいんだと判断。だったら、わざとUACを利用しなくても、PC Toolsの報告ウインドウよりも手前側に、別のウインドウなりなんなりを表示させてからそれを消せばアップデートイベントが発生するはずだと考えるも、報告ウインドウは報告が埋もれないために最前面に表示されていることに気づき、orz状態に :(。ならばと、ATOKの文字パレットを呼び出しました。文字パレットは、やはり他のアプリケーションに埋もれない様に、最前面に出すことができるので。で、試してみるとうまくいきました。

根本的な原因が何かわからなかったので、とりあえずこれでしのぐことに。でも、実際にまたその状況になってみると、やはり面倒なんですよ。文字パレットではなく、ATOKパレット(入力モードなどを表示しているパレット)で同じことができれば、面倒が少しは軽減されるんだけどなぁとか思っても、残念ながらうまくいかずorz。

ここまで試していて、ふと気づいたのが、ATOKインストール後にこの現象が発生したんじゃないかなという事実でした。ほぼ常時表示されているATOKパレットが、ウインドウのアップデートイベント周りに影響しているんじゃないかと。そこで、常に表示するようにしてみるとか、文字入力時のみ表示するようにとか、縦置きとか色々試してみた結果、タスクバーに格納しておくと、どうやら現象が発生しなくなる様だとわかりました。

う〜ん、ATOKとPC Tools、どちらが悪いのかわからないけど、avast!も同様の報告ウインドウがでますが、問題なく表示されているところから考えると、やはりPC Toolsの処理が何か足りないのかなぁとか思います。

いずれにしても、ATOKパレットをタスクバーに格納しておけば発生しない様なので、これで使ってみようと思います。type Pは横方向の解像度が高いので、あまり邪魔にならないですし。これで、ATOKとPC Tools Firewall Plus(とavast!)が無事共存できました。



--- --- 脚注 --- -- -- -- -- -- -- - - - - - - - - -
  1. 無料の30日体験版、ATOK2008正規版、正規版+広辞苑 第六版(ATOK辞書)の中から選べるけど、今日現在、2009は選べないまま []
  2. 2008からの、と書いていますが、ジャストシステムのアップグレードの考え方としては、個別の製品からのアップグレードパスを提供しているわけではなく、ATOK関連のソフトのライセンスを所有している人に、ライセンスの数を限度として特別優待価格で新バージョンを提供という形になっていますので、正確な書き方ではないですね。ちなみに、購入したのはプレミアム版 []
  3. 自分で好きな日本語入力環境が選べない様なガジェットでも、ATOKが使われていると聞くと、それだけで興味がわきます。KINGJIMのポメラを買った理由も、ATOKの占める割合は大きかったですし :- []
  4. なんといっても両方とも無料ですし []
  5. Vistaの悪名高きユーザーアカウント制御機能 []
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