iPhone デベロッパーズクックブックを流し読み
やっとでました。
iPhoneデベロッパーだったら知らない人はいない(はず)のEricaさんの「iPhone デベロッパーズ クックブック」です。アマゾンで予約しておいたのですが、届いたのは14日。商品ページには12日発売ってなっているのに〜 :x。*1)原書(The iPhone Developer’s Cookbook)も読んではいたんですが、日本語の方がやっぱり読みやすいですね。一通り流し読みしたところで、今まで色々調べてみたのにわからなかった事が、実はクックブックに書かれていた事がわかってorz*2。サンプルが多いので、英語が苦手な自分でも、原書の方でまあ理解できるのですが、そのコードについて深く理解しようとすると解説を読む必要がでてくるわけで、やはり翻訳はありがたい。先に書いたように、調べたいことが見つけやすいというのもありますし :(。
この前ここに書いたiPhone SDKプログラミング大全は、iPhoneプラットフォームにおけるプログラミング全般を概観して、基礎を固めるのに適した本でしたが、こちらはもっと実践的。Objective-Cとは何かとか、そういう基本的な事はほとんど書かれていません。何をどう使うとこういう事が実現できるという解説とサンプルで構成されています*3。どう使うと、の部分には、知らないと陥りやすいトラブルの情報や解決策も含まれています。
一部、かなりきわどい(プライベートフレームワークではないけど、公式ドキュメントにない機能を利用した)内容もありますが、そういう部分では、その旨記載されていますので、その知識を利用するかどうかは読者次第ということになります*4。
いずれにしても、基本的なiPhoneアプリの作り方がわかった人が、iPhone(iPod touch)の機能をいかしたアプリを作成したいという時に、参考になる情報がたくさん入っている本です。プログラミングの際には手元に置いておきたい一冊ですね。
プログラミング大全を読了して次のステップに進みたい方、Xcodeのテンプレートから1、2歩外に出てみたい方には、よい参考書になると思います。Appleのサンプルコードは複雑すぎて、自分の知りたい部分を抜き出すのが大変だという人にも良いかも。
内容も多岐にわたっています。ただし、OpenGLやOpenALに関しては記載がないので、そちらの情報を必要としている人には向きません。
これから購入を考えている方は、アマゾンの商品ページで目次が調べられますので、内容紹介と合わせてみて、自分の知りたい事が載っていそうか確認してみてください。
--- --- 脚注 --- -- -- -- -- -- -- - - - - - - - - -
- でも、自分だけではなく、アマゾンで予約した人は、たいてい13日出荷だったみたいですけど :- [↩]
- 2,3個そういうのがありました [↩]
- 本書では、これを「レシピ」と呼んでいます。レシピを集めた本なのでクックブックなんですねぇ [↩]
- と、本文の方にも書いてある [↩]
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