お手軽プロジェクター “HypnosEye”を買ってみた
購入の切っ掛けは、WBSのトレたま 😀
8月3日の番組を見て、検索するとメーカーの通販ページがヒットしたので、ポチッとしてみました。まあ、3500円+送料500円という値段でしたので*1。
さて、さっそく開梱。箱を開けると、プチプチにくるまれた本体と説明書(両面印刷のA4の紙1枚)が出てきました*2。本体はすでに組み立て済みで、iPhoneをセットするだけですぐに使える状態です。
サイズはiPhoneを直接セットできる大きさなので、それなりにあります。μview2つ半程。中空だからそれほど重くないかなとか思っていましたが、本体シャーシが金属で、レンズがガラス(鏡もそうかも)のためか、約400g。思ったよりはズッシリしています。
肝心の使用感ですが、映像については、やはりiPhone自体に発光を任せているため、μviewの様なモバイルプロジェクターには照度は及びません。μviewでは、投影先が多少暗ければ充分に視認可能な照度を得られたのですが、HypnosEyeでは、iPhoneの液晶輝度を最高にしておいても、かなり暗くしないとはっきり見えません*3。暗い場所では、色味が少し薄いですが、割とよく映ります*4。また、トレたまやメーカーサイトでも触れられていますが、映像の周囲が暗くぼけます。
一方、μviewの様なモバイルプロジェクターに対するメリットもあります。モバイルプロジェクターでは、iPhoneとの接続はビデオ接続ケーブル経由になるために、接続が煩雑で、携帯するパーツも多くなりがちです。電源も必要なので、長時間使用には予備のバッテリやACアダプターの接続・携帯も考えないといけません*5。HypnosEyeは、iPhoneを所定の場所において、ミラーボックス部をおろすだけなので非常に簡単。電源も、iPhoneの方の心配をするだけですみます。
同様に、モバイルプロジェクターではビデオ接続ケーブル経由で接続するため、ビデオ出力に対応したアプリしか投影できません*6。HypnosEyeは、iPhoneの画面を直接投影するので、使用アプリの縛りはありません*7。とは言え、構造上、画面部が完全に覆われてしまうので、アプリ操作の際にはiPhoneをHypnosEyeから外す必要があります。結果として、使えるアプリは、処理を開始させたらその後に手動操作が必要なく、その間、自動スリープに入らないようになっているか、リモコンの様な外部コントロール機器が使える等の条件が付きます。それでも、外したり付けたりする手間はそれほどの事ではないので、操作のたびに外すというのも一案ですが。
HypnosEyeは、肝心の映像品質という点では、残念ながら今ひとつだと思いました。小規模プレゼンテーションなどでは、モバイルプロジェクターの方が実用性が明らかに上でしょう*8。それでも、投影先が暗く、さらに周囲も暗ければそれなりに見られますので、真っ暗な部屋で過ごすのであれば、手軽な投影手段として使用できると言えそうです。3500円+送料なら、純正のビデオ接続ケーブルよりも安いですしねぇ
--- --- 脚注 --- -- -- -- -- -- -- - - - - - - - - -- 実は、この時点ではメーカーはまだ注文を受け付ける予定ではなく、翌日メールが届いた。設定ミスで通販システムが稼働していたとのことで、注文の受付自体は可能だが、製品の発送は17日になるとのこと。もとより、発売予定日が17日だというのは商品ページに記載されていたので、そのまま注文を継続してほしい旨を返信。メールが届いた時点で注文ページを確認したら、カートへ入れるためのボタンがなくなってた 。でも、お盆休み開けだから、メールに書いてあった通り、17日の発送で18日に届くのかと思っていたら、17日の朝一番に届けられるとは思わなかった。配送伝票見る限り、どうやら12日に発送したみたい [↩]
- そのほか、本体上部にうまく収まるように、上下方向の角度を調整するためのスペーサーも同梱。スペーサーは黒ウレタン(?)のブロックで、初代iPod shuffleよりもほんの少し大きくしたようなサイズ。面取りとかもされていないので、最初、輸送用の緩衝材かと思った。でも、確かに角度調整には充分な硬さで、材質上、滑り止めの効果も得られるので理には適っているみたい [↩]
- 高輝度化処理を施したプロジェクター用の高級スクリーンだと別かもしれないけど、そんなの持ってないし 😛 [↩]
- 当然、同条件なら自発光できるモバイルプロジェクターの方が綺麗な映像で見られる [↩]
- 長時間使用の場合、iPhoneの方も外部電源を考えないといけないけど、それはモバイルプロジェクターでもHypnosEyeでも同じ。ただ、HypnosEyeの方は、iPhoneの輝度を上げた状態を保持しないといけない分、少し負担が大きいけど [↩]
- iPod機能のビデオ出力や、写真アプリのスライドショーなど [↩]
- さらに言えば、サードパーティ製のビデオ接続ケーブルの互換性での接続不能もない [↩]
- μviewとかならVGA入力もできるし [↩]
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