2月
25
2010

新アプリ〇XCamera公開

〇XCamera (¥230-)

〇XCamera (¥230-)
Auto Modeでの撮影時の画面

前の記事の注釈でReady for Saleが後回しにされていると書いたアプリが、今日公開されました。名前は〇XCamera。読み方は、オーエックスカメラではなく、まるばつかめらでもありません。まる・いくす・かめら[mʌ̀l-eks-kǽmərə]です。内容的には、昨日リリースしたBulbShooterのフルサイズ版です。
つまり、BulbShooterは画面解像度の画像しか出力できませんが、こちらはiPhoneカメラの出力解像度で処理を行います。
一回の撮影に対する処理が約15倍(iPhone 3Gの場合)になるため、BulbShooterほどの速度では連続撮影ができませんから、長時間露光ではなく、多重露光となります。その代わりといっては変ですが、1枚ごとに自分のタイミングで撮影を行えるManual Modeを搭載しました。Manual Mode時は、直前までの処理結果(プレビュー画像)を、カメラのファインダー映像(ファインダープレビュー/カメラプレビュー)に重ねて(ブレンド比率は変更可能)フレーミングできます。

Auto Modeの撮影サンプル

Auto Modeの撮影サンプル

Auto Modeでは、指定回数を自動撮影します。先に述べたとおり、撮影時の負担が大きいので、連続撮影の間隔をそれほど短くすることができません。それでも、なるべく高速な(短間隔の)連続撮影ができた方が面白いので、苦肉の策として、8枚単位に処理できる様にしました。これは、なるべく短い間隔(約1〜1.5秒)で連続撮影し、処理を後回しにして全てメモリに確保しておいて、8枚たまったところでまとめて処理を施す動作をさします。9回以上撮る指定がされていれば、処理後に再び連続撮影を行います。これはオプション動作で、設定画面で有効にしない限りは、撮影1回ごとに処理を行います。

撮影時の処理方式は、BulbShooterと同じく、平均化するかどうかを指定できます。

このほか、Auto Mode時、Manual Mode時のそれぞれで、いくつかのオプション動作が設定できますので、詳しくは、解説ページを参照してください。

二日続けての新アプリリリースとなりましたが、見てわかるとおり、3つとも、処理内容(画像処理に用いているアルゴリズム)はほぼ同じです。また、アプリケーションの構造も、基本的には同じです*1。これは、1つのアプリをある程度作ってから、それをテンプレートにして残りの2つを作ったからですが、大本のアプリが、Ready for Saleが一歩遅れた、この〇XCameraです。

3つとも、提出したのは17日。レビューに入ったのは翌18日。でも、前の2つは米時間20日前にReady for Saleになった。もともと、公開予定は23日だったので、週明けには〇XCameraもReady for Saleになるかなと思って、米時間で23日が終わる辺りまで、ブログでのリリースを待ったけど、その気配もなかったのでとりあえず先に公開した次第です。そうしたら、翌朝8時頃(日本時間)に連絡が来ました 😀*2。うーん、わけがわからん。なんで、これだけ時間が掛かったんだろう。

--- --- 脚注 --- -- -- -- -- -- -- - - - - - - - - -
  1. 起動時のアニメーションも、絵柄とタイミングが違うだけでほぼ同じ []
  2. これって、米時間だとぎりぎり23日? まあ、気づいたのは昼過ぎだけど :lol_wp: []
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1個のコメント

  • Francois Cauneau [Kono] より:

    Hello !

    I am a user of your OXCamera : it is a great application and I congratulate you.

    Two advices if you wish to improve :

    – Your demo photo is not very demonstrative, because of daylight the improvement is not obvious. Yous should better show how it works in deep dark : I have tested OXCamera in dark and it is fantastic, I just need to equalize the histogram of the result ! If you wish I can send you demo pictures.

    – One good possible application is for night sky photography. For such case we need to remove the “dark field” from resulting picture. It could be a drastic improvement of your software ! The procedure is as follows : (1) acquisition of the N-pictures average image, (2) cover the lens with black, (3) acquisition of a second N-pictures average image – which will contain the structure of the sensor noise (the so-called “dark field”), (4) Make a substraction of the two images, and equalize the result.

    And again, congratulations !

    Francois

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